ピアノ調律のQ&A、ピアノ調律のカツマピアノ

ピアノ調律についてのご説明と私の考えをQ&Aでまとめてみました。

調律とは何をしているのですか?
ピアノはハンマーというフェルトの部品が鉄製の弦を叩き振動させ発音しています。
弦には一本あたりの約70~90㎏程の張力がかかっていますので
時間が経過すると全く弾かれていなくても弦がたるんで音程が下がってしまうのてす。
使用が激しい場合は、強い弦の振動で短期間でもバランスの崩れる事もあります。
また、極端な音程の狂い(量)はピアノに使われている木材と金属が温度と湿度の影響を受けるからです。
調律とはこの音程の狂いを弦に掛かる張力を調整して正しい音程に整える事です。
なぜ正しい音程に調律することが必要ですか(練習用のピアノの場合)?
特にピアノのレッスンは通常クラッシック音楽が基本になりますので、楽譜どうりに演奏する事はとても大切だと思います。
音符が指定している鍵盤を弾いていても正しい音が出ていないのでは良い練習とは言えないのではないでしょうか。
作曲者が思い描いている響きを感じる事なく演奏(レッスン)されていたのでは心に残る光る音楽性は育ちにくいように思います。
どの位の間隔で調理が必要ですか?
コンサートホールのピアノは毎日、コンサートの前に調律をするのが通常ですが、
一般家庭の、あまり弾かれていないピアノの場合は年に一度、同じ季節の調律が宜しいと思います。
私の場合一日の平均が30分以上弾かれるのでしたら、年に二度の調律をお勧めしています。
ただしピアノの音の狂いは温度、湿度の影響が大きいので、
極端にお話すると夏に湿度の高い条件で調律したピアノは冬の乾燥した時期は一部の音程が下がりオクターブが全く合わなくなります。
冬に調律すればその逆で夏は一部の音程が上がってしまいます。
使用目的によっては、希望されている精度の音程を保つ為に
(他の楽器の伴奏や合奏をされる事の多かったり、小さなお子様が絶対音階の指導をうけていらっしゃる場合など)
通常以上の回数の調律が必要な場合もありますので、お気軽にご相談下さい。
年に一度、調律が必要でしょうか?
ピアノは弦を張ってある楽器の中では比較的狂いにくいのですが、狂いにくいと言う事は狂いすぎてしまうと戻りにくいものです。
通常、年に一度定期的に調律されているピアノは、状態に問題がなく設置場所の環境が良ければ
一年後、あまり狂いを感じない場合もある程です。
この狂いの量がたまらない状態で次の調律をされる事がとても大切で、そうする事でピアノに負担を掛けずに、
その後の一年も狂いの少ない安定した状態を保てます。
年に一度、調律だけしておけば長く良い状態で使用できますか?
ピアノはアクションという機械によってハンマーが弦を叩いています。
鍵盤一つ一つを均等に叩く訳ではありませんので、沢山打弦する部分の機械は部品も消耗しますし、
調整もずれて弾かれたときの各鍵盤の感触、反応はばらつきがでてきてしまいます。
このピアノの機械の部分の調整の事を整調と言います。
そして弦を叩くハンマーフェルトの変化により音色も変わってきますので、
整音という作業てハンマーの形を整えたり硬さを調整して音色を揃える事も必要です。

調律・整調・整音、この三つの作業をバランス良く行なう事で均一なタッチ、反応、音量、音色を保てるのです。

Q&Aの最終更新日 : 2017-09-05